
- 本格SM調教BL
- 濃いめのエロ
- わんこ系主人公と二面性のある攻め
あらすじ
営業部所属の松上星卯(まつがみせいう)は、実家に一人暮らし。とあるきっかけで痛みに快感を得て射精してしまう。
痛いのが好きなんて変態だ、と悩む星卯は、仲が良く信頼し慕っている上司の波留河希一(はるかわきいち)と飲みに行った際、波留河の巧みな誘導でつい悩みを吐露。波留河に「本当に痛いのが好きなのか、試してみればいい、手伝おう」と言われ、波留河の家に招かれた。
実は波留河は本格的なSMプレイを楽しむS。波留河とのプレイに感じまくった星卯は……
葵居ゆゆ16冊目にして初の本格SMモノ
葵居ゆゆさんの小説は絡みが濃厚で非常に色っぽいのが魅力的かつ、わりとSM要素がある・SM寄りの作品が多いと感じていました。
あとがきを読むと、この作品が16冊目かつ「数年前から書きたいと思っていたSMもの」だそうで、「SMをきちんとメインにして」書いた作品なのだそう。
たしかに、一般の女性読者(腐女子)が引くような過激なプレイや描写はないのですが、かなり本格的です。
けれど本格的でありながらそこはBLなので、最初っから受けの星卯くんは感じまくってますし、攻めの波留河(はるかわ)氏は最初はかなり優しく、そして回を追うにしたがって硬質かつ冷たさも感じるような責め方をします。
キスや挿入は最後のほうだけなのですが、そこに至るまでにさまざまなプレイをしてくれていまして、それがまた色っぽくてかなりドキドキします!!
具体的なプレイの内容としては
- スパンキング(そこまで過激ではない)
- 拘束
- 鞭打ち(もどき)
- 露出(数パターンあり)
- 玩具(数種類あり)
- 快楽責め
- 射精管理
- ご奉仕
こんな感じかな?
SMもので攻めはかなりドライなのですが、それでもBLらしい甘さがベースにあり、腐女子の腐りきった心を満足させてくれます💓
そこそこ美形で人たらしの人気者な受け
受けの星卯(せいう)くん、世渡りがうまくて人たらしな営業マンで、いろいろな人に可愛がられる人気者です。
私が受けた印象は「わんこ系」。ご主人様大好き!と尻尾を振って甘えるようなところとか、帰りをじっと待つようなところがあって、ちゃんと男性なんだけどかわいいです。
波留河さんから見ても、人より整った容姿をしていて、愛されるタイプで、要領もよくて人懐こい部下。
営業マン、部下としては非常に優秀なのですが、波留河さんが求めるMには、実は程遠い、ものすごく遠い……のです。
攻めの独占欲、束縛欲!
けっこう濃いめのSMプレイに隠れてしまいがちなのですが、読み終えてこうして感想を書いていて思うのが、波留河さんの独占欲と束縛欲の強さ!!
波留河さん、かなり束縛系で、本人もそれを自覚しています。
後半、オフィスでほにゃらら……を匂わせる描写があるのですが、それなんかまさに束縛欲の現れです。このへん、もっと詳しく読みたかった!
巻末にSSがあるかな?と内心期待していたのですが、ありませんでした……(残念)。
でも、それがなくてもかなり満足。
kindleの(特にアンリミ)BLでSM系というと、素人作家さんが多く、やはり素人さんだからこその微妙感・不満足感に途中で読むのを止めることが多いのですが、そこはやはりプロ作家さん!
最初から最後まで夢中で読ませていただきましたし、読後の満足度も高かったです。ありがとうございます!
アンリミ会員になっていると、アンリミ作品ばかりを読んでしまうけれど、たまにはアンリミに入っていない良作を読むのもいいなぁと思った次第です💓
とろけるまで縛って Kindle版
葵居 ゆゆ (著), 雪路 凹子 (イラスト)

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