キャスト
【攻・平良一成】小野友樹×斉藤壮馬【受・清居奏】
【小山和希】堀江瞬
【城田】宮崎遊
【三木】青木優太
【小山兄】岡井カツノリ
スタッフ
原作:凪良ゆう
脚本:久礼野ハジカ
イラスト:葛西リカコ
発売日:2019年06月28日
収録時間:79分+75分 (2枚組)
発売元:Ginger Records
幼いころから緊張すると言葉がつかえてしまうため、内向的で、高校でも目立たない存在の平良。
そんな平良が憧れるのは、クラスメイトの清居だ。人目を惹く美貌に、誰にも媚びない態度でクラスの王様として君臨する清居。
「彼にとっては、誰もが平等に無価値なんだ──」
グループのみそっかす的な平良は、清居に忠誠を尽くすのが喜びだったけれど……!?
シリーズ
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無口で根暗な平良がクールでカッコイイ清居を熱烈に恋焦がれる話です。
斉藤壮馬君演じる清居が、かなり上からですし非常に偉そうで、小野友樹さん演じる平良が、よけいに大人しく、おどおどしていて二人ともなんか似合ってないのでは?
ミスキャストでは?と最初は思いましたが、後半に向けて、すれ違っていた思いをぶつけあって結ばれていく二人の演技は、とても素晴らしかったです。
なるほど、だから斉藤壮馬さんと小野友樹さんなのかと納得します。
最後まで聞くと最初の違和感がなくなり、もう一回聞いてみようと思える名作だと思います。
あまりにも評価が高いので原作未読でCDを聴きました。結果、これ以上ないほどの神作でした。
まずキャスティングが神。このキャスティングに異論のある人っていないのでは?このキャラの声は絶対にこの人しかいないと思わせてくれるところが本当にすごいです。こんなに素晴らしいものがたっぷり2枚組なんて贅沢すぎる。
そして我らが斉藤壮馬さん。きもいのバリエーションが神。このたった一言にここまで感情って込められるものですか?
音楽室での「…きも」が最高すぎて気が狂うかと思った。今までは本気でキモがってたのにここで突然柔らかい口調になるのがたまらない!
圧倒的に綺麗で強い人間なのがちゃんと声から伝わってくる。孤高。美しい。表現が天才。さすがです、壮馬さん。
それから小野さんの平良が本当にきもい。平良が確かに生きている。これ褒めてます。
最初はおどおどして控えめだったのに音楽室の一件からはぐいぐい自分を出して近付いていく平良がもう本当にきもくてきもくて……なのになぜかかわいく思えてくるから不思議。平良の興奮すると段々声が大きくなって早口になるところ、根暗コミュ障オタク感丸出しで素晴らしいです。
そこからの清居の「やっぱきも」もまた…!最高にかわいいよ清居!
エロは多くないし甘い部分も少ないのに、なぜかずーっと甘い。糖度高すぎです。
メインの2人がどちらもテンション低めで、ほぼずーっと同じトーンで耳が心地良いのでいつまでも聴いていられます。突然の大声に驚くこともない。
原作を読んでいなくても声だけでしっかり状況が伝わってくるので、やっぱり声優さんってすごいと改めて思いました。
ちなみにこれを聴いた後すぐに原作シリーズ全作購入しました!
原作もCDも、大好きな作品です。イケてない吃音のキモイ主人公をおのゆーが好演。キャストを見ていなければ絶対「誰?」って思うはず。そんな主人公を「キモイ」と思いつつも惹かれてしまう、王様キャラ清居を壮馬くんがびっくりするくらいのクールさで演じていて、もう原作のイメージそのもの。さらに濡れ場ではぞくぞくするような色気があって、聞きながら胸を抑えました。壮馬くん、BL濡れ場の演技がどんどん艶っぽく妖艶になっていますよね。声の掠れ具合とか吐息とか、ヤバイです。これは「受け:斉藤壮馬」だったら買っていい、キャスト買いしても濡れ場は絶対外さないと思えるくらい。
なかなか進展しない両片思いのストーリーで、最後に向けて高まっていく緊張感もとても良かったです。両想い後のラブラブをもう少し長く聞きたかった。