キャスト
【攻：ラーク・カルヴィン】興津和幸×江口拓也【受：瀬那一月】
【セレナ・カルヴィン】石上静香
【店長】所河ひとみ
【田中莉央】長谷川育美
【ドルキューラ】高橋伸也
【ヒデ】三瓶雄樹 ほか
スタッフ
原作：百合アズル
イラスト：百合アズル
発売日：2020年11月27日
収録時間：76分+15分（2枚組）
発売元：CROWN WORKS
売られた喧嘩は買うのがモットーの瀬那一月は、常に敵意むき出しの一匹狼。
そんな一月の前に突如ラークと名乗る吸血鬼が現れる。
「貴様が俺の”食料”か……」といきなり首筋に噛みついた……と思ったら、クソ不味いと地面をのたうち回り――!?
ドラマCD＋フリートークCDの2枚組!!
Audibleは初月無料★★★
個人的に気になっていた作品だったので、音声で聴くのがとても楽しみでした。某人気アニメでは独特な呼吸法で吸血鬼と戦っていた興津さんですが、このドラマＣＤではとてもコミカルで騒がしいタイプの吸血鬼役を演じていらっしゃるのでそのギャップはものすごく、また、普段素行の悪いタイプのキャラを演じられているという印象のなかった江口さんのドスのきいた声はとても新鮮でした。
この作品は攻めのラークの普段の天然ボケと真面目な時の熱っぽさのギャップがとても素晴らしく、受けの一月に対し「甘えろ」や「可愛い」、「つながりたい」などの口説き文句を言う際の熱に浮かされた感じが聴いていて思わずたまらない気持ちになりますし、それに対してグズグズにほだされていく一月も、作品がすすむにつれてツンデレのデレがどんどんと多くなっていくのが分かって可愛らしかったです。
ずっと人間になるのを恐れていたラークが一月と出会って人間になると決意したシーンは感慨深いものがあり、ラークの妹セレナがまさかの一月のバイト先のおばちゃんだったという衝撃の事実には何というか、安心感を感じます。吸血鬼と人間の恋模様を綺麗に完結させてくださった作者様には感謝しかありません。